肌が弱いと感じる、季節や体調によって肌が敏感になりやすいという敏感肌の女性は多いです。敏感肌でお悩みの方は、ぜひ読んでほしい記事です。
実は、洗顔方法を見直すことで、敏感肌を少しでも改善することができます。
敏感肌の大きな原因は「洗いすぎ」。
間違った洗顔方法、肌に合っていない洗顔料によって敏感肌になってしまいます。
スキンケアは、お肌を清潔に保つための洗顔と、うるおいを保つための保湿が基本。
洗顔は汚れを落とす行為ですが、洗顔料の選び方・洗い方によっては汚れだけでなく、自身の肌のうるおい成分も落とします。
洗顔方法を見直して敏感肌が軽くなると、敏感肌用化粧品以外も使えたり、できなかったメイクも思いっきり楽しむことができます。
洗顔方法を見直すことが敏感肌改善の近道
女性の約7割は自身の肌が敏感肌だと感じています、
こんなにも多くの女性の肌が敏感になっている大きな原因は「洗いすぎ」です。
体のお肌は敏感でないのに、顔のお肌は敏感
敏感肌だ、とお悩みの方の多くは、体は敏感肌ではないと感じています。
なぜ、差が出るのでしょうか?
皆さんは1日に何回顔を洗いますか?
1日に何回身体を洗いますか?
顔を洗う回数は朝晩の2回、体を洗う回数はお風呂での1回、という方が多いと思います。
さらに、顔の皮膚は体の皮膚より薄いうえに、1年を通して、顔は体よりも露出していますよね。
つまり、顔のお肌は、体よりも紫外線を多く浴びたり、暑さ・寒さ・空気中のほこりといった外的刺激を受けているのです。
皮脂の量も体より多いし、露出して汚れがついているからこそ、1日に2回以上洗顔するんだけれどね。
敏感肌改善のための具体的な洗顔ポイント
クレンジング・洗顔の目的は、空気中の汚れ、汗、皮脂、古い角質、メイクアップ化粧品といった汚れを落とし、お肌を清潔に保つことです。
そのために、クレンジングや洗顔料には、汚れとなじむ界面活性剤などが配合されています。
汚れだけ落としてくれればいいのですが、都合よくはいきません。
水で手を洗うだけでも、何度も洗えば手が乾燥します。
汚れを落とすための成分が入っていれば、なおさら汚れだけではなく、お肌のうるおいやバリア成分も流出してしまいます。
1.洗顔時間を減らす
クレンジングや洗顔料を馴染ませている時間を、汚れが落ちる最短の時間にすることがポイントです。
汚れが落ちるのにどのくらいの時間がかかるかは、メイクアップ化粧品の種類や、皮脂や汗などのお肌の状態に左右されます。
下記を目安にして、実際にご自身のお肌で試してみてください。
時間の目安 | クレンジング時間 | 洗顔時間 |
---|---|---|
普通肌 | 1分 | 30秒 |
敏感肌 | 30秒 | 10~20秒 |
この時間の目安は、化粧品会社でのカウンセリング経験を元にしています。
汚れを落とすのに、この目安よりも大幅に長く時間がかかる場合は汚れと洗浄力が合っていない可能性があります。
その場合はクレンジングや洗顔料を見直してください。
2.洗顔回数を減らす
メイクをしている方は、
- 朝の洗顔
- 夜のクレンジング
- クレンジング後の洗顔
合計3回も、顔を洗っていることになります。
3. 顔のパーツに合わせて洗う
洗顔編
お顔も、パーツによって皮脂の量や乾燥のしやすさが異なります。
先にTゾーンから洗いはじめ、そのあとに顔全体、もしくはUゾーンを洗ってみましょう!
そうすると、乾燥しやすいUゾーンの洗顔時間を短くすることができます。
さらに応用して、洗顔料はTゾーンのみ使ってUゾーンはぬるま湯洗顔、というのもよいです。
私は冬でもTゾーンに皮脂が多いから、朝の洗顔はTゾーンだけ洗顔料を使ってるわ!
洗顔料もコスパよくなるし、肌にもやさしくなるのでおすすめよ!
クレンジング編
また、メイクをしているとき、特に落としにくいのはマスカラやアイライナーなどのアイメイクですよね。
メイクが落としにくい部分だけ、洗浄力の強いクレンジングを使い、メイクを落としやすい他の部分は強くない洗浄力のもので洗うことで、Uゾーンなどのクレンジングの負担を減らすことができます。
つまり、ポイントメイクリムーバーを使えばいいのね。
でも、目元はデリケートで、擦るとくすみやメラニン色素が増えるというリスクも。
とにかくやさしく落としてくださいね。
4.洗顔時のお湯の温度はぬるま湯に
顔の表面温度は、平均34℃ほど。
お風呂くらいの熱いお湯だと皮脂は落としやすいけど、乾燥しやすいです。
冷たいお水だと、乾燥しにくいけど、皮脂は落としにくいです。
お顔の表面温度に近い、32~34℃くらいのぬるま湯で洗うのがおすすめ!
32℃くらいだと、お肌のバリア機能改善にも効果があるというデータもあります。
温かいお湯だと、血行促進の効果もあるし、冷たい水だと一時的に毛穴を引き締めることもできます。
お肌の状態に合わせて、水の温度を意識しましょう。
私は冷え性だから、冬は絶対に暖かいお湯で洗うわ!冬にぬるま湯はつらいから。
5. とにかく擦らない
「擦らない」と聞いて、洗っているときのことだと思いましたよね。
もちろん、クレンジング料や洗顔料をなじませているときに擦るのは当然よくないです。
でもその他にも、意外と擦ってしまっているときがあります。
6.クレンジングを見直す
クレンジングには様々な種類があります。
敏感肌の場合、基本的にはクレンジング力が強すぎないものがおすすめです。
もしアイメイクをしっかりしているから洗浄力の弱いもので落ちないという場合は部分的に洗浄力の強いものを使うのがおすすめです。
お顔の中で敏感になりやすいのは目元やUゾーンです。
手間ではありますが、お顔の部位とメイクの濃さに合わせてクレンジングりょうとクレンジングの仕方を変えることで、トータルでお肌への負担を減らすことができます。
洗浄力が弱いものでも、長時間クレンジングをすれば、お肌のバリア機能は壊れやすいです。
メイク汚れに合った洗浄力で、短時間で落とすことが大切です。
7.洗顔料を変える
洗顔料にもペースト状の洗顔フォームや固形石鹸洗顔パウダーなど様々あります。
洗顔料の場合は、洗顔フォームや洗顔ジェル、固形石けんといった、商品の形で選ぶよりも、下記に注意して選んでみてください。
1.弱酸性かどうか
石けんなどのアルカリ性の洗顔料で顔を洗うと、一時的にお肌のpHがアルカリに傾きます。
普通肌の場合、皮脂が分泌されてきちんと弱酸性に戻るのですが、皮脂が少ない方やアトピーの方は弱酸性に戻りにくいです。
アルカリ性に傾いたお肌を弱酸性に戻す力を、アルカリ中和能といいます。
お肌表面がアルカリ性に傾いたままだと、アルカリ炎症を起こしたり、常在菌のバランスが崩れやすくなります。
敏感肌のかたは、基本的に弱酸性の洗顔料を使いましょう。
2.摩擦が起こらないか
摩擦は敏感肌にとっては大敵です。
泡立てるタイプの洗顔料の場合は、泡立てネットなどでもっこもこの泡を作り、手が直接お肌に触れないようにして洗顔しましょう。
その他の、ジェルタイプや様々なタイプの洗顔料も、手がお肌に触れないようにクッション性のあるものがおすすめです。
3.泡切れやすすぎやすいか
すすぎやすいかどうかも、敏感肌にとっては重要なポイントです。
いつまでたってもぬるぬるしてすっきりしないと、すすぎ時間もかかり、ゴシゴシ力が入りやすくなってしまいます。
泡切れの良いもの、すすぎやすいものを選びましょう。
私、ぬるぬるが嫌いで、ついついゴシゴシしちゃうのよね・・・気を付けないと!
洗顔時の小さな工夫で敏感肌を改善しよう
洗いすぎによって敏感肌にならないように、気をつけるポイントを7つピックアップしました。
いかがでしたでしょうか。
7項目も気を付けないといけないなんて大変・・・と思われるかもしれません。
これらのポイントすべてに気を付けてください、というわけではありません。
たくさんピックアップしたのは、この中で一つでもいいから簡単に取り入れられる方法を見つけてもらいたいからです。
メイクをしてる方なら1日に3回、一週間で21回、1ヶ月で90回も洗顔しています。
たった一つでも取り入れるだけでもお肌の負担が減ります。
そうすれば、徐々にお肌の乾燥やバリア機能の低下も改善され、敏感肌が落ち着きやすくなります。
ぜひ、今日から、どれか1つだけでもよいので、取り入れてみてくださいね。
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