「ひろみちスキンケア塾」では、洗顔・クレンジング商品のレビュー記事にて、下記の評価項目で商品を評価しております。
各評価項目について、★が多いとよい、というわけではない項目もありますので、評価項目の見方について説明いたします。
コスメコンシェルジュひろみちの、洗顔についての考え方の解説もしておりますので、ぜひご参考にしてみてください。
「泡のクッション性(摩擦)」について
★が多いほど良い項目です。
洗顔商品で特に重要なのが、洗浄力(成分的な強さ)と、いかに摩擦を起こさずに汚れを落とせるかだと考えています。
泡のクッション性は、その名の通り、泡の弾力がよく摩擦が起こりにくいか、という部分を評価しています。
※ジェルタイプの場合は、ジェルを使っているときに手が皮膚に触れにくいか、という評価になります。
「 すすぎやすさ 」について
★が多いほどよい項目です。
洗顔料をお肌につけている時間だけでなく、すすいでいる間にもお肌の大事な保湿バリア成分が流出してしまいます。
また、なかなか洗顔料が落ちない場合、がんばって落とそうとしてお肌を擦ってしまう可能性もありますし、洗顔料がお肌に残っている場合、肌荒れにつながる可能性があります。
そのため、敏感肌が洗顔料を選ぶ場合は、「いかに短時間で簡単にすすげるか」が重要です。
<★1に関して>
「しっとりタイプ」といった洗顔料によくある、油性成分でお肌表面に膜を作り、お肌のツッパリを軽減するようなタイプがあります。
しかし油性の膜を作れば、お肌に浸透させたい成分が入りにくくなったり、しっとりして乾燥していないと勘違いする場合もあります。
基本的に、洗顔料は汚れを落とすことが大切だと考えていますので、例え汚れでなくエモリエント成分だとしても、何か残っていると感じる洗顔料はすべて★1としています。
お肌をしっとりさせたい、保湿したいなら、洗顔料ではなく、その後の化粧水や乳液などの保湿アイテムで保湿すべきです。
「洗いあがり」について
洗顔料には、しっとり洗いあがるタイプやすっきり洗いあがるタイプなど、いろいろな洗いあがりがあります。
この項目は、★が多いほどよい、というわけではありません。
★が多いものは、「洗顔料の成分の膜が残っていない」「洗いあがり後、乾燥による刺激(ピリピリ)するまでの時間が長い」というものです。
敏感肌レベル3,4,5の方は、★が多いのもののほうがおすすめです。
敏感肌レベル1や2の方は、★にこだわる必要はありません。
「洗浄力」について
★が多いほどよいというわけではありません。
洗顔商品で特に重要なのが、洗浄力(成分的な強さ)と、いかに摩擦を起こさずに汚れを落とせるかだと考えています。
敏感肌の場合、何度も洗顔することでお肌の保湿バリア成分が失われやすいため、乾燥対策のためできるだけ洗顔回数を減らすことが大切です。
ですので、普通のメイクをしていても1回の洗顔で落とせるものほど★が多い、という評価です。
普通のメイクが落とせないものは、基本的に★1~3です。
★が多いほど、メイク汚れに対する洗浄力が高くなり、お肌のバリア成分も奪う可能性がありますので、短時間で済ませる必要があります。
★が少ないと、メイク汚れに対する洗浄力は低いので、しっかりメイクをされている場合はダブル洗顔が必要です。
また、例えば「石けん」はアルカリ性ですし、普通のメイクは落とせないけれど皮脂汚れにとても強いので、★1~3の評価となります。
つまり、 ★1~3 の商品でも、使い方に注意が必要なものもあります。
「成分的なやさしさ 」
★が多いほど、敏感肌にはおすすめです。
「お肌にやさしい〇〇(成分)配合」と書かれていても、配合している成分の一部が優しいだけでは、その洗顔料がお肌にやさしいとは言えません。
また、洗顔料は洗い流すものですが、美肌成分などが多くても、お肌に負担となる可能性もあります。
そのため、洗顔料のメインの洗浄成分(界面活性剤など)が低刺激のものを使っているか、そのほかの成分がシンプルであればあるほど、★が多く、敏感肌にやさしいと判断しています。
【まとめ】ご自身に必要な洗顔料の評価項目を特に意識してほしい
敏感肌にとってお肌にやさしいかどうか。
これを評価するために、5つの評価ポイントを設定しました。
すべて高評価のものが、「敏感肌」に必ず良い、というわけではありません。
「敏感肌」といっても、敏感さが違いますし、普段されているメイク、お好みの洗いあがり、お好みの洗い方など、人それぞれ重要視するポイントが違います。
この評価は、あくまで敏感肌コスメコンシェルジュである私が、重要だと思うポイントをまとめたものになります。
あなたご自身はどの項目を特に重要視するのか。
各評価項目について、ご自身はどのくらいの★があれば使いやすいと感じるのか。
この解説を読んで、ご自身の肌と向き合って、考えていただければ幸いです。
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