お肌にやさしく汚れを落とせる「乳液洗顔」の簡単な方法とメリット・デメリット。肌質別の乳液洗顔方法をご紹介!

敏感肌スキンケア

メイクを落とさずに寝ると、肌荒れの原因になることがあります。
特に敏感肌は、メイクのダメージを受けやすい方が多い印象です。

かといって、疲れ果ててメイクを落とす気力がない時だってありますよね。

そんなときにおすすめなのが、「ひろみち流 乳液洗顔」です!

こんな方におすすめ
  • 敏感肌だからクレンジングシートは使いたくない
  • 洗顔と保湿を同時に済ませたいときがある
  • 疲れすぎてメイクを落とし忘れることがある
コスメコンシェルジュひろみち

この記事を読んだ後、きっとこういう反応になると思います!^^

美容勉強中まい

(記事を読んだ感想)
め、目から鱗なんですがぁぁぁぁ!!!

本当にめんどくさい時あるんですよぉぉぉ!めんどくさい時用にクレンジングシート買ってたんですけど、これからは乳液洗顔します!ありがとうございます!

この方法なら、クレンジングシートのような界面活性剤の負担もほとんどありません
そして洗顔による乾燥も防げ、そして同時に保湿ケアもできてしまいます!

とっても簡単なので、ぜひ知っていただきたいです。
もちろん、やり方を間違えるとお肌を痛めることになるので、必ず最後まで読んでくださいね!

大変なときは、お肌にやさしく手を抜こう!

この記事を書いた人
コスメコンシェルジュひろみち
敏感肌化粧品メーカー勤務。カウンセリングを担当。
社会人になり敏感肌に。スキンケアの仕方や化粧品を見直し、敏感肌は落ち着くように。

乳液洗顔の方法

乳液洗顔とは

乳液洗顔とは、その名の通り、保湿ケアなどで使う普通の乳液を、お肌の汚れを落とす洗顔料として使うことです。

乳液には油分が含まれているため、皮脂汚れや軽いメイク汚れを油分で包み込んで落とすことができます。

クレンジングや洗顔料に配合されている界面活性剤は汚れを落とすためのものなので、お肌のうるおい成分(細胞間脂質やNMFなど)も少なからず奪ってしまいます。

しかし、乳液の場合は、配合されている界面活性剤は乳化に使われており、お肌のうるおい成分を奪いにくいのです。

乳液洗顔にもさまざまな方法がありますが、敏感肌コスメコンシェルジュの私がおすすめするのはこちらの方法です。

ひろみち流 乳液洗顔

私がおすすめする乳液洗顔は、疲れ果てて洗顔やスキンケアをする気力も体力もない場合とにかく簡単に・お肌にやさしく洗顔と保湿が行える方法です。

基本的な乳液洗顔方法
  1. コットンにとてもたっぷりの乳液をしみ込ませる。
  2. お顔の上を力を入れず滑らせ、くるくるする。

なんと、2ステップで終了です。

洗顔も、保湿ケアも。

必要に応じて、下記のこともしてみてください。

  • メイク汚れが気になる場合は、新しいコットンを用意し、もう1度乳液洗顔をする。
  • 気力がある場合は、美肌成分を配合している化粧品をプラスで使う。

ひろみち流乳液洗顔の注意事項

手抜きのために、「ふき取り」という、一歩間違えると敏感肌に良くない方法をとっています。
必ず下記のことを厳守してください。

  • たっぷり乳液を使うこと
  • コットンの乾いている部分がないようにしっかりしみ込ませること
  • お肌の上で絶対に力を入れないこと
  • 頻繁に行わない。長期間続けない。

ひろみち流乳液洗顔は、洗い流しを行いません。
そのため、酸化された皮脂やメイク汚れが、多少お肌上に残っていると考えられます。

一晩だけ多少残っていたくらいでは、ひどい肌荒れにつながる可能性は低いと考えられます。
しかし、例えば1週間、1ヶ月、朝晩ずっとこの乳液洗顔をしていると、トラブルがでてこないとも限りません。

ですので、基本的に本当に疲れ果ててそのまま寝てしまいたい・・・でも顔を洗いたい・・・という緊急時の方法にしていただければと思います。

具体的な頻度の目安は、肌質やお肌の状態にもよります。
後ほど記載する、肌質別取り入れ方の項目を参照してください。

乳液洗顔の効果・メリット・デメリット

乳液洗顔のお肌への効果

ひろみち流乳液洗顔には、3つの効果があります。

効果1.皮脂やメイクなどの油汚れを落とすことができる

乳液に配合されている油分が、お肌表面の皮脂や油性のメイク汚れをなじんで浮かせることができます。それをコットンでそのままふき取りますので、汚れをオフすることができます。

コスメコンシェルジュひろみち

「毛穴の汚れを落とせる」と書いてあるサイトもありますが、ひろみち流乳液洗顔は洗い流さないので毛穴の汚れを完全にとることは難しいです。
毛穴の汚れを取るなら、普通に洗顔するのがおすすめ。

効果2.お肌がやわらかくなる

エモリエント成分を配合した乳液をお肌になじませることで、角層に水分と油分が浸透し、お肌がやわらかくなりやすいです。
お肌がごわつく方にもおすすめです。

効果3.保湿効果がある

保湿化粧品である乳液を、汚れを落とすのに使っているので、当然保湿効果もあります。

乳液洗顔のメリット

ひろみち流乳液洗顔には、3つのメリットがあります。
なんといっても1番重要視しているのは、1つ目のメリット。

メリット1.とにかく手抜き&時短

1ステップで、メイク落としも、洗顔も、保湿ケアもすることができます。
トータルで1分もかかりません

しかも、洗面所に行かなくても、お部屋で洗顔ができます!

敏感肌フィー

子育てや仕事で毎日へとへとになって、顔のお手入れすらしんどいときもよくあるの。
でも、この方法なら、コットンに乳液を出して布団の上で洗顔とスキンケアができるわよ笑


翌朝、ごみ箱に入ってないコットンを発見したこともあるわね笑(投げ入れようとして外した)

メリット2.肌に残っても安全

クレンジングシートなどは、洗浄成分がお肌に残ると肌トラブルの原因になることがあります。

しかし、乳液は「リーブオン」(洗い流さない)保湿アイテム。
お肌に残っても全く問題ありません。

コスメコンシェルジュひろみち

敏感肌がクレンジングシートを使った後は、水で洗い流したり、化粧水でいったんふき取るのをおすすめします。

メリット3.乳液洗顔の後に保湿不要

保湿乳液を塗っているわけですから、基本的には洗顔後に化粧水や乳液、クリームなどを塗る必要がありません。

もちろん、乾燥がひどい方は、プラスでクリームなどを塗ってもOKです。

乳液洗顔のデメリット

お肌にやさしく洗顔ができるのですが、デメリットもあります。

デメリットを把握することで、うまく乳液洗顔を生活に取り入れることができますので、デメリット3つをしっかりチェックしてみてください。

デメリット1.コットンでふき取るので、摩擦が起こるリスク

洗い流す気力もない、洗面所に行くのもしんどい・・・
という場合のための「ひろみち流乳液洗顔」なので、コットンでのふき取りで簡単に済ませる方法となっています。

「ふき取り」は方法を間違えると摩擦が起こり、お肌に負担になるリスクがあります。

必ず乳液をたっぷり使い、力を入れずにふき取ってください。

デメリット2.油分が合わない方はしないほうがよい

乳液洗顔は、皮脂汚れ、メイク汚れを、乳液の中の油分に溶かし込んで落とす方法です。

オイルフリーの乳液では汚れを落としにくいため、油分が配合されているものを使う必要があります。

そのため、脂漏性皮膚炎、少量の油分でニキビができやすい方などは、この方法は使わないほうが無難です。

デメリット3.しっかりメイクは落とせない

専用クレンジングが必要な落としにくいメイクアイテム、ウォータープルーフのコスメなどをお使いの場合は、落とせないです。

肌質別相性と乳液洗顔の取り入れ方

乳液洗顔には、肌質によって合う・合わないという相性があります。

肌質別に乳液洗顔のおすすめの取り入れ方が違います。
乳液洗顔をしてお肌の調子が悪くなった、肌荒れが起こった、という方は、こちらをチェックしてみてください。

敏感肌の場合

「ふき取り」がお肌に負担になることがあるため、頻度には気を付けて取り入れてください。

おすすめの取り入れ方

・メイク落としではなく洗顔としてなら、週1,2程度までがよいでしょう。

・メイク落としも兼ねる場合は、連続2日以上は行わないほうが無難。翌朝は、お肌の状態に合わせて顔全体、もしくは部分的に洗顔料を使ったほうがよい

乾燥肌の場合

皮脂の少ない乾燥肌の場合、乳液洗顔はとても相性がよいです。

おすすめの取り入れ方

・メイク落としではなく洗顔としてなら、週3,4回と比較的多くてもトラブルが起こりにくいでしょう。

・メイク落としも兼ねる場合は、連続3日以上は行わないほうが無難。翌朝は、お肌の状態に合わせて顔全体、もしくは部分的に洗顔料を使ったほうがよい。

混合肌の場合

皮脂の少ないところは乳液洗顔と相性が良いが、皮脂の多い部分はそこまで相性が良くないため、翌朝は洗顔料を使うなど工夫が必要です。

おすすめの取り入れ方

・メイク落としではなく洗顔としてなら、頻度は多くないほうがよい。週1程度がおすすめ。ただし、乳液洗顔の後に水で洗い流し、 改めて保湿をし直すのであれば、もう少し多くてもよいでしょう。

・メイク落としとして乳液洗顔を行う場合は、連続2日以上行わないほうが無難。翌朝はできるだけ洗顔料を使って洗顔を行う。

オイリー肌(脂性肌)の場合

お顔全体に皮脂が多い方は、乳液洗顔とはあまり相性がよくないです。
どうしても疲れ果てているときは行ってもよいですが、工夫が必要です。

おすすめの取り入れ方

・メイク落としではなく洗顔としてなら 、頻度は多くないほうがよい。週1程度がおすすめ。 乳液洗顔後に水で洗い流し、改めて保湿をし直すとなおよい。

・メイク落としとして乳液洗顔を行う場合は、 連続2日以上行わないほうが無難。洗顔後に、普通の洗顔料で軽く洗い、保湿をし直すとなおよい(クレンジングは省ける)。
乳液洗顔後に洗顔料で洗顔をしない場合は、翌朝はできるだけ洗顔料を使って洗顔を行う。

コスメコンシェルジュひろみち

皮脂の中に含まれている「スクワレン」という成分は、酸化されると皮膚刺激のある成分に代わります。
皮脂が多い方は、きちんと洗い流すほうが肌トラブルを起こしにくいです。

アトピー肌の場合

乳液自体とは相性がよいですが、「ふき取り」でお肌の負担になる可能性があります。
頻繁に行わないほうがよいでしょう。

おすすめの取り入れ方

・メイク落としではなく洗顔としてなら、お肌の状態にもよりますが、2週間に1回程度にとどめるほうがよいでしょう。症状が落ち着いているときは、週1でもよいかもしれませんが、お肌と相談してください。

・メイク落としとして乳液洗顔を行う場合は、連続2日以上は行わないほうがよいです。

脂漏性皮膚炎の場合

乳液洗顔に使う乳液も、「ふき取り」も、脂漏性皮膚炎のお肌にはよくないです。
基本的には行わないほうがよいでしょう。

どうしても行いたい場合は、少し手間がかかりますが、下記の工夫をして行ってみてください。

おすすめの取り入れ方

・メイク落としではなく洗顔として行う場合は、乳液洗顔後に水で洗い流し、改めて別の化粧品で保湿ケアをする。
もしくは、乳液洗顔後に、コットンに保湿化粧水をひったひたに含ませ、お顔の上に残った乳液をふき取る。(ふき取り回数が多いので、絶対に擦らないこと)

・メイク落としとして行う場合は、乳液洗顔後に洗顔料を使って再度洗う。もしくは保湿化粧水をコットンに含ませ、ふき取る。

・連続して行わない。

コスメコンシェルジュひろみち

バームやクリーム系の商品で洗顔をして、脂漏性皮膚炎が悪化したお客様からのご相談を多く受けてきました。
リスクがあることをしっかりご理解ください。

【応用編】乳液洗顔のアレンジでさらに美肌へ

「ひろみち流 乳液洗顔」では、乳液を浸したコットンでふき取る、という方法でした。

しかし、オイリー肌や混合肌の方の場合、乳液洗顔の方法を少し工夫する必要があります。

そこで、さまざまなアレンジ方法と、メリットやデメリットについて解説いたします。

乳液洗顔後に洗い流す

乳液洗顔をした後に、洗い流すという方法です。

乳液を使う場合は、コットンを使ってもよいですし、コットンなしで直接乳液を塗ってもOK。

乳液洗顔後洗い流す場合
  1. お顔全体に乳液を塗りくるくるとなじませる。(もしくはコットンでふき取る)
  2. ぬるま湯で丁寧に洗い流す
  3. 普段の保湿スキンケアをする
メリット
  • メイク汚れや酸化した皮脂を洗い流し、より肌荒れしにくい
  • オイリー肌、混合肌も行いやすい
  • (コットンなしの場合は)より摩擦がない
デメリット
  • 洗い流すのが面倒(洗面所に行く必要が。)
  • 保湿ケアも行わなければならない
コスメコンシェルジュひろみち

クレンジングや洗顔料で洗うのと手間は同じ。
お肌には優しいわね。

乳液洗顔後、蒸しタオルでふき取る

乳液洗顔をした後に、蒸しタオルでふき取るという方法です。
毛穴の汚れも落ちやすく、血行もよくなり、美容効果が高いといえます。

乳液洗顔後、蒸しタオルでふき取り
  1. お顔全体に乳液を塗りくるくるとなじませる。(もしくはコットンでふき取る)
  2. 蒸しタオルを使い、汚れを含んだ乳液をふき取る
  3. 普段の保湿スキンケアをする
メリット
  • メイク汚れや酸化した皮脂を減らせるので、より肌荒れしにくい
  • オイリー肌、混合肌も行いやすい。
  • (コットンなしの場合は)より摩擦がない
  • お肌がやわらかくなりやすい
  • 毛穴の汚れも落としやすい
  • 血行もよくなる
デメリット
  • 蒸しタオルを作るのが面倒(そして使ったタオルを洗う必要が)
  • 保湿ケアも行わなければならない
  • 敏感肌・アトピー・脂漏性皮膚炎には適さない
  • 火傷に注意
コスメコンシェルジュひろみち

この方法は、疲れている時のための時短洗顔ではなく、どちらかというと手間暇かける美肌ケアに近いわね!
さまざまな効果が期待できる分、肌質を選ぶわ。

乳液洗顔後にスキンケア

乳液洗顔に使う乳液は、汚れを落とす目的が主なので、さまざまな美肌成分を配合した高い乳液を使うのがもったいないです。

ですので、安い乳液で洗顔をし、その後に美肌成分を配合した化粧品を塗るというひと手間を加えるだけでも、お手入れクオリティは一気に上がります。

(美容効果のある乳液を使えば、プラスしなくてもよいです)

基本的な乳液洗顔方法
  1. コットンにとてもたっぷりの乳液をしみ込ませる。
  2. お顔の上を力を入れず滑らせ、くるくるし、ふき取る。
  3. 美容効果の高い乳液やオイル、クリームなどを塗る。
メリット
  • 美肌効果を高めることができる
デメリット
  • 化粧水の浸透は良くないので、乳液かクリーム、オイルなどのみ。
コスメコンシェルジュひろみち

エイジングケアは20代から始めたほうがよいという考えです。少しでも気力があるなら、将来のキレイな自分のために、何か1つでも塗るのがおすすめです。

乳液洗顔におすすめの乳液(1000円以下)

本来、保湿ケアには、セラミドや天然保湿因子(NMF)といったバリア機能に重要な成分を配合した化粧品を使うことをおすすめしています。

しかし、ヒト型セラミドがしっかり配合されているものは、高いものが多いです。

「ひろみち流 乳液洗顔」は、とにかく疲れているときの一時的な洗顔方法としてご紹介していますので、落とすための乳液はコスパ優先がおすすめです。

プチプラな乳液をいくつかご紹介します。

【和光堂】ミルふわ ベビーミルキーローション 150mL 515円~

※515円は、Amazonでの価格です。
300mLのポンプタイプもあります。

赤ちゃん用の保湿ミルクですが、大人の保湿ケアに使っても大丈夫です。
セラミドも配合されており、大容量で使いやすいです。

乳液洗顔としても使えるし、ハンドクリーム、体の保湿にもおすすめ。

コスメコンシェルジュひろみち

私も使っています。(Amazonのほうが安かったなんて・・・今知った)

【ちふれ】乳液 150mL 660円

コスパや成分のシンプルさに定評のあるちふれさん!
間違いないです。

【まとめ】簡単に行える乳液洗顔のメリット・デメリット

疲れすぎて洗顔が面倒。
でも、洗顔をしないと肌荒れ起こる・・・

そんなときにおすすめの「ひろみち流 乳液洗顔」を紹介しました。

基本的な乳液洗顔方法
  1. コットンにとてもたっぷりの乳液をしみ込ませる。
  2. お顔の上を力を入れず滑らせ、くるくるする。

この方法が、どんな肌質にも合って、デメリットが一つもない、というわけではありません。

必ずメリットデメリット、そして肌質別取り入れ方をご確認ください。

しっかり把握していただけましたら、ぜひ!疲れたときに乳液洗顔で手抜き&時短スキンケアをしてみてください♪

美容勉強中まい

め、目から鱗なんですがぁぁぁぁ!!!

本当にめんどくさい時あるんですよぉぉぉ!

これからは乳液洗顔します!

コスメコンシェルジュひろみち

最後まで読んでくださりありがとうございました!
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